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PROJECT STORY

01

SHIBUYA

渋谷駅街区計画は最終章へ。
渋谷スクランブルスクエア第Ⅱ期、始まる。

プロジェクト概要

渋谷駅街区計画は、駅直上の大型複合施設渋谷スクランブルスクエアの開発、渋谷駅施設の改良、広場や歩行者ネットワークの整備などを同時並行で進める「100年に一度」の大規模再開発。2025年5月、渋谷スクランブルスクエア第Ⅱ期(中央棟・西棟)が着工し、長年にわたる駅街区計画が2030年度から2034年度にかけて段階的に完成を迎える 「まちびらき最終章」に向けて、プロジェクトは加速しています。

メンバー

  • 都市開発本部 渋谷開発事業部
    プロジェクト推進第一グループ

    MIN MORIKAWA

    企画開発担当

    2013年入社

  • 都市開発本部 渋谷開発事業部
    プロジェクト推進第一グループ

    SHO MIURA

    都市基盤計画担当

    2023年入社

  • 都市開発本部 渋谷開発事業部
    プロジェクト推進第一グループ

    MARIKO KOBAYASHI

    施設計画担当

    2024年入社

※

所属・部署名は2026年7月時点のものとなります。

CHAPTER 01

私たちに課せられたミッションは、
駅とまちを一体で再開発し、
次の100年の渋谷をかたちづくること 。

2025年5月、渋谷スクランブルスクエア第Ⅱ期(中央棟・西棟) が着工しました。第Ⅱ期では、駅直上における大型複合施設の建設を進めるとともに、第I期から継続してきた 駅施設の大規模改良、バスターミナルや駅前広場、東西南北をつなぐ歩行者ネットワークなどの整備を一体的に推進しています。大規模ターミナルである渋谷駅の機能を維持しながら、 複数の事業を同時並行で進め、長年にわたる駅街区整備を完成形へ導くプロジェクトの集大成となる大規模な再開発事業です。

MORIKAWA

2019年に開業した渋谷スクランブルスクエア第I期 (東棟)に続き、その隣に大型複合施設である中央棟と西棟の工事を進めており、2031年度の完成を計画しています。完成すると、既存の東棟とあわせて1フロアあたりの売場面積が最大約6,000㎡という首都圏最大級の商業施設が誕生します。

KOBAYASHI

東急の渋谷開発事業部の中でもこれらの開発を担っているのが、私たち3人が所属するプロジェクト推進第一グループということになりますね。困難なプロジェクトを完遂するために、社内外で培った多様な経験と専門性を持つメンバーが集結しています。

MORIKAWA

今日集まった3人のうち、MIURAさんとKOBAYASHIさんはキャリア入社のメンバーですよね。

MIURA

そうですね。私は大学卒業後、官公庁や建設コンサルタント会社で土木系技術者としてキャリアを積んできました。現在は、このグループの中でも主に土木インフラを扱う都市基盤計画担当です。

KOBAYASHI

私は、前職は都市再生事業を手がける公的機関で建築系技術者として建築設備分野に携わっていました。私は施設計画担当。中央棟や西棟をはじめとする建築計画の推進を担当しています。そうは言っても、まだ入社して1年半ほどなのですが。

MORIKAWA

私は、建築学科を卒業して 新卒で入社し、入社後は、不動産の管理・運営や共創施設の立ち上げなど、幅広い業務を経験してきました。 2022年からこの第Ⅱ期プロジェクトに携わっており、企画開発担当の一員として、関係者との調整や施設計画の推進など、 プロジェクト全体のマネジメントをしています。

MIURA

この第Ⅱ期プロジェクトでは、中央棟・西棟という商業施設がついつい注目されがちですが、私たちのグループに課せられたミッションは、渋谷駅やスカイウェイ、ハチ公広場などの都市基盤施設と一体となった駅とまちをつなぐエリア(約5.5ha)の再開発にあるのですよね。

KOBAYASHI

そのとおりです。中央棟・西棟の開発に加えて、渋谷駅の大規模な改良、バスターミナルや駅前広場、歩行者ネットワークの再編など、駅とまちを一体でつくり替える複合的なプロジェクトを進めています。

MORIKAWA

渋谷駅街区計画は、「100年に一度」と称される大規模再開発ですが、その出発点は、谷地形や鉄道・道路によるまちの分断、駅施設の老朽化、複雑な乗換動線など、渋谷駅周辺が長年抱えてきた都市課題。これらを根本から解決し、まちと駅をより快適につなぎ直すことも、このプロジェクトの大きな使命です。

MIURA

その文脈で考えるなら、この第Ⅱ期プロジェクトは、渋谷駅街区計画の「集大成」ともいえる開発だと思いますね。

CHAPTER 02

公共性と事業性を両立しつつ、
複数の事業を同時並行でドライブしていく。

渋谷スクランブルスクエア第Ⅱ期は、複数の事業が同時並行で動き、それらが複雑に絡み合う官民連携プロジェクト。全体最適を見据えたブレない意思、そして困難な壁にチームで挑んでいこうという一人ひとりの強い想いが、プロジェクトを前へと進めていく原動力になっています。

KOBAYASHI

今も話があったように、第Ⅱ期プロジェクトは東急だけでなく、多様なステークホルダーが関わる大規模な官民連携プロジェクトです。プロジェクトを取りまとめていくMORIKAWAさんたちのチームがその要となる役割を担っています。

MORIKAWA

鉄道事業者だけでも、東急株式会社、東日本旅客鉄道株式会社、東京地下鉄株式会社の3社が関わっています。さらに、渋谷区や東京都だけでなく、主要な国道が関係するため管轄する国土交通省をはじめ、バス事業者、地元の関係者、設計者やデザインアーキテクト、施工者、運営関係者など、立場も専門性も異なる多くの関係者との連携が欠かせません。私たちの役割は、共通の判断軸でディスカッションできるように論点を整理し、プロジェクトの目指す方向を示しながら、合意形成を進めることです。単なる調整役にとどまっていてはプロジェクトは前に進まず、常に俯瞰的な視点に立ち、譲れない軸を持って全体最適を見出すようにしています。こうした連携の難しさや醍醐味は、渋谷駅街区計画ならではの特徴ですが、MIURAさんやKOBAYASHIさんが携わる都市基盤計画や建築計画にも共通する部分がありますよね。

MIURA

まったくそのとおりですね。私たち都市基盤計画担当は、主にバスターミナルや駅前広場など、渋谷駅周辺の都市基盤の計画から施工までのプロジェクトマネジメントの役割を担っています。したがって行政との連携が中心となりますが、MORIKAWAさんがあげたような多様なステークホルダーと議論するシーンが多々あります。たとえば、「ハチ公広場」は再開発と併せてリニューアルを迎えますが、敷地が民有地と公共用地にまたがります。こうした障壁を乗り越えて、利用者の誰もが快適に過ごせる都市基盤施設を整備していかなければならないのです。

KOBAYASHI

私が担当する施設の建築計画も同じです。中央棟ではJR渋谷駅の直上に10階建ての商業施設を建築していきます。JR東日本との綿密な連携が必要となることは言うまでもありません。渋谷駅周辺の東西南北をつなぐ歩行者ネットワークについても、さまざまな事業者が関係するなか、利用者がそれを意識することなく移動できる快適な空間を設計しなければならないわけです。また、公共性を意識しつつ、商業性も追求しなければならないところも難しさであり、面白さだと感じています。

MIURA

私たち都市基盤計画担当は、行政との調整窓口としての役割も果たしており、特に公共性は重要な視点でもあるので、事業性を意識するKOBAYASHIさんたちとは、しばしば白熱した議論になりますよね(笑)。

CHAPTER 03

未来を見据え、そこから逆算して現在を考える。
プロジェクトをつなぐ合言葉は
「よりよい渋谷をつくろう」。

プロジェクトで議論が白熱するとき、メンバーたちがしばしば口にする言葉があります。それが「よりよい渋谷をつくろう」。このような共通の想いがあるからこそ、お互いにボールを拾い合う、組織の枠組みを越えた心地よい連携が生まれるのです。

MIURA

MORIKAWAさん、先ほど「譲れない軸が大切」と話していましたが、日頃のディスカッションではどんなことを意識していますか?

MORIKAWA

具体的な言葉をあげるならば、「この判断が渋谷のまち全体の価値を高め、よりよい渋谷をつくることにつながるか」という視点だと思います。プロジェクトに関わる人たちはそれぞれ立場も違えば、判断基準もさまざまです。しかし、駅を使う人、まちを訪れる人、働く人、暮らす人にとって、渋谷をより安全で使いやすく、魅力あるまちにしていくという目標 、「よりよいまちをつくりたい」という想いは、誰もが同じだと思うのです。渋谷のまち全体にとって何が最善かを考える。悩んだときにはこの原点に立ち返るようにしています。

KOBAYASHI

この「よりよい渋谷」は、グループ内で議論しているとしばしば耳にする言葉ですよね。

MIURA

土木系の技術者は、社会基盤に携わることもあり、ついつい現実的な視点になりがちなのですが、このプロジェクトは違います。「よりよい渋谷」という共通の未来像があって、そこから逆算して目の前の仕事を考えようとするので、東急に入社してから日々、たくさんの刺激を受けています。

KOBAYASHI

このような「未来から逆算する開発」は、100年以上にわたって地域の生活インフラを支え続けてきた東急のDNAではないでしょうか。そうした共通の想いがあるからこそ、組織横断での連携やバックアップもスムーズなのだと感じています。縦割りの組織ではなく、各チームが互いに越境し、ボールを拾い合いながら仕事を進めています。これもまた、東急ならではの文化だと思いますね。

MORIKAWA

建築、土木、設備、商業、運営、エリアマネジメントなど、社内の多様なプロフェッショナルたちが組織や専門領域の垣根を越えて、渋谷駅街区計画をサポートしているのです。もちろん、新卒・キャリア入社といったバックボーンの違いを意識するようなことはまったくなく、それぞれの強みを掛け合わせながら同じ目標に向かって、チーム一丸となってプロジェクトを推進しています。

MIURA

それは、今日のディスカッションの雰囲気を感じてもらえれば、おのずと伝わると思いますね。

CHAPTER 04

渋谷駅街区計画の最終章、そして次の100年に向けて、
東急の「よりよいまちづくり」は続いていく。

渋谷スクランブルスクエア第Ⅱ期が完成するのは2031年度のこと。そして、渋谷駅街区計画はいよいよ最終章へと進んでいきます。しかし、「よりよいまちづくり」を目指す東急のチャレンジにゴールはありません。現在、そして未来、いつの時代においても渋谷は魅力的なフィールドであり続けます。

MORIKAWA

2030年度には、渋谷駅周辺を東西南北に結ぶ多層の歩行者ネットワークが概成します。そして、翌31年度には渋谷スクランブルスクエア第Ⅱ期(中央棟・西棟)が完成します。長年にわたり進めてきた渋谷駅街区計画はまちと駅が一体となる完成形が見えてきます。

KOBAYASHI

今回のプロジェクトでは、隈研吾建築設計事務所や、プリツカー賞を受賞したSANAAをはじめ、世界的な建築家などが参加しています。今後は、建物や広場といったハードの商品性を突き詰めていくとともに、それらが実際に利用される姿まで想像して、魅力ある空間づくりを進めていきます。具現化するばかりでなく、その後の運用までも見据え、公共性と事業性を高いレベルで両立させながら、施設計画を描ききることがミッションです。

MORIKAWA

全体完成に向けて仕上げの段階に入ったとはいえ、そこに至るまでにはいくつものフェーズを乗り越えなければなりません。私たちがチャレンジすべきことはまだまだ数多くあります。工事中の動線切り替えなど、来街者の安全性と利便性に配慮しながら、変わりゆくまちの姿を「今しか見られない渋谷」として来街者に楽しんでいただける仕組みづくりなどにも取り組んでいきたいと考えています。

MIURA

都市基盤計画担当としては、複数事業が同時進行するプロジェクトを先導するとともに、さらにその先の未来に向けて、次なる都市基盤の構想策定を具体化していくことも重要なミッションになります。私としては、現在も世界的な名所である「ハチ公広場」を、宇宙にも誇れるような空間にしていきたいです(笑)。今からその完成を楽しみにしています。

MORIKAWA

私も楽しみにしています!(笑)新たな体験価値を生み出し、渋谷の国際的プレゼンスを高めていくことは、渋谷駅街区計画が目指す大きな目標のひとつでもありますよね。現在、そして未来、いつの時代においても、都市の課題に挑み、まちの魅力と価値を高め 「よりよいまちをつくりたい」という想いを抱く人たちにとって、渋谷は挑戦しがいのある魅力的なフィールドであり続けるはずです。

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